昨年のPayPayのキャンペーンをきっかけに、様々な会社がキャッシュレス関連のキャンペーンを開催するようになりました。
その度に、なるべくお得に使えるように情報を調べ、最大限活用できるようにしています。
最近思うのは、最大限活用しようとして活用しきった生活に慣れてしまっていないか、ということです。
キャンペーンで生活の基準が上がってしまっていないか
例えば、いつもはお昼にかける金額は500円までにしようと決めているとします。
コンビニで20%還元のキャンペーンが開催されたとき、以下の2パターンの考え方があるかと思います。
- いつも通り500円まで使って、100円分の還元を受ける
- 還元分も含めて予算にする(625円使って125円分の還元を受ける)
このとき、2の考え方だとたしかに損はしていないのですが、日常の基準が上がってしまうことになります。
125円分プラスすることが習慣になってしまい、キャンペーンが終わった後も惰性で上がった基準のまま過ごしてしまうと、結局は損したことになります。
大抵はキャンペーンでは現金ではなく、特定の支払手段の残高やポイントと言った形で還元されます。
こういうときに、「もらったポイントだから、実質タダじゃん」といって無駄遣いしてしまうというパターンもあります。
このときに、常習的な無駄遣い(毎日帰り道にアイスを買うなど)に慣れてしまうと、やはり無駄な出費が増えてしまいます。
キャンペーンに欲望を植え付けられることには、できるだけ避けなければなりません。
目先のお得で良い習慣が破壊されるのは避けるべき
自分を振り返って思うと、たまに欲望に負けてしまっています。
ついポイントでアイスを買ってしまったり、夜食を買ってしまったりしていました。
また、普段極力コンビニを使わないようにしていたのですが、キャンペーンがたくさん開催されることもあり、最近はコンビニを使うことが習慣化しています。
ただ支出が増えるというだけでなく、例えば「今のうちにキャンペーンを使い切っておかないと間に合わない!」と焦ってしまって、ちょっと割高にものを買ってしまうということもあります。
PayPayの最初のキャンペーンのときは、どうしてもSwitchが欲しかったのですが、慌てて購入したためあまりポイントのつかないヤマダ電機(還元率1%)で購入してしてしまいました。
落ち着いてビックカメラ(確かSwitchは還元率5%?)で買えばよかったのですが、キャンペーンが終わってしまったらどうしようという恐怖に負けて近場のヤマダ電機で買ってしまいました。
書いていて我ながらみみっちいですが、コンビニを極力使わない、間食をしない、より得する買い方をするという良い習慣を、キャンペーンによって崩してしまうのは良くないなと思っています。
何なら、そういった良い習慣の方が数千円数百円のお得よりも圧倒的に大事です。
対策:家計簿にポイント用の項目を増やす
どうやってキャンペーンで使いすぎるのを防ぐかですが、僕の場合は家計簿アプリで記録することで防いでいます。
そのときに一工夫してほしいのが、ポイント還元用の項目を作ってしまうということです。
僕が使っているのがZaimというアプリで、その画面をお見せします。

普通に家計簿をつけると、ポイント還元分をただで貰ったと解釈して記録し、無駄遣いが防げません。
例えば120円のアイスを買ったときに100ポイント使って20円払ったとして、ただ20円の支出としてつけるのではなく、120円の支出と100ポイント分の収入としてつけるということです。

こうすることで、本来の支出とポイントで得した分を分けて考えることができます。
後から振り返るときにも、ポイント値引き前の金額がわかりますし、その月にどれだけポイントで得したかもわかります。
これから先キャンペーンをうまく活用していきたい、という方にはおすすめですので、ぜひやってみてください。
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